【特集】憲法25条を私たちの手の中に
憲法25条には「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という条文があります。
この条文は、どのような生活をイメージすればよいのでしょうか。福祉現場からの投稿と座談会を通して、
みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
憲法二五条の水準は、今日では、生活保護基準と位置づけられ、最低賃金や社会保障制度の目安になっています。社会福祉に対するバッシングが多い状況のなかで、最低限度の生活以下に追いやられているという方はたくさんいます。今回の座談会で確認されたように“あたりまえの生活”ということを具体的に示しながら、最低生活保障ということを底上げしていくべきではないでしょうか。
二〇一八年は、一年間をとおして、健やかで文化的な生活は国民の権利で、国家はそれを実行する義務がある、ということを考えていきます。