グラッジ カンパニー

グラッジ カンパニー

販売価格:300円 (税抜)
状態 完成
最終更新日 2017年12月16日 3年以内
ページ数 PDF:167ページ
内容紹介

 団塊世代の高齢者となった私(高山友康)は、偶然に出会った大学時代の友人、河辺恒也に誘われ、謎めいた財団法人に入社したのだが、この法人の代表 鹿村博文は「この組織の本当の名前は『グラッジカンパニー』というんです」と言い、通常は価値が無くなったと考えられている世の中に対する遺恨とか憤怒の負のエネルギーに溢れる団塊世代の底辺高齢者、下流老人を有効活用して、自由で民主的な社会の創造を目指すという彼等の目的を教えてくれた。
 鹿村と彼の部下の三矢は何万ものスタッフを国会議事堂前に集め、その群衆を巧みに制御するが、そこに現れた河辺は三矢と共に国会の門を突破し、前庭を駆け抜けるという荒業を見せる。
 折しも首相の児玉太郎は独裁政権の姿をあらわにし、改憲を進め戦前の軍国主義国家を目指すと発表する。非常事態宣言が出て機動隊と自衛隊が東京に展開する中、終戦記念日に行なわれる三十万人という空前の反独裁国家を叫ぶ国会デモに鹿村は憤怒に燃える高齢者五万五千を送り込み、国会の門内に五千人を乱入させるが、鹿村の本当の目的は別の所にあったのである。

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