状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2017年11月07日 |
ページ数 | PDF:16ページ |
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人生は、生死に迷い、煩悩に惑わされ、罪悪に悩まされる一生だとも言える。自己自身のこのような問題が自覚され、大きく問われる時、宗教的探究心は起きてくる。そして、死や苦や罪の問題を深く自覚し、そこを突き抜けて、仏の慈悲や神の愛に包み込まれる時、宗教的な解脱や救いはある。
特に、キリスト教や浄土系仏教など信仰型宗教は、どちらかというと、罪の問題から出発し、そこからの救いを神や仏などの絶対者に任せることによって得ようとする。この論文は、この救いの場において、絶対者の働き、つまり宇宙の根源的生命の働きに生かされている生きとし生けるものの有り方を記述したものである。