「作家」、「小説家」・・・この言葉にあこがれ、それに「なりたい!」と思ってきた人はどれくらいいるでしょう?
文章や物語をうまく書きたいけれど書けない、斬新な物語を自分の思うように作ってみたいがなかなかうまくいかない。「ああしてみよう」「こうしてみよう」といろいろ工夫して、様々な努力から「オリジナリティあふれる小説」を書こうと四苦八苦してきた人もいることでしょう。
小説家とは、物語を文章によって表現する人のことです。
この小説家がしていることは、実は、普段から誰でもしていることなのです。この誰でもしていることを「さぁ小説を書こう!」とした時に、忘れてしまう人がなぜか多いものです。
なぜでしょうか?
それは「立派な小説を書こう!」と意気込み過ぎて、普段の思考の柔軟性を失っているからです。そのせいで、普段から理想にしてきた「こういう小説を書きたい!」というそもそもの目的を見失っているのです。つまり、自分に潜在している理想を引き出せなくしていることに原因があるわけです。
本書では、この「潜在している理想」をすべて引き出せるようにあらゆる方法を試み、その方法を見つけてもらうために多角的な視点から情報を提供しています。
まえがき |
いつ・どこでもメモする習慣をつける! |
自分のオリジナリティはどのジャンルに向いているのか?書くべき小説ジャンルを想定しておく |
文学作品・資料・古典史料のジャンルを問わずに乱読していく! |
作品の構想土台ともなる「プロット作成」の妙味について |
独断的な幻想によるプロット作成 |
空想小説・幻想小説こそが完全オリジナルの原点 |
小説を書くときに必須のキャラクターシートを作ってみよう! |
オリジナルをもとにした、魅力的なキャラクターの描写法~背景や状況からの設定~ |
具体的な人称提示と、そのストーリーに持たせたい基軸(1番訴えたい内容)を決めておく |
場面と視点、舞台背景の転換法 |
オリジナル設定による印象的かつインパクトを持つストーリー展開 |
小説独自の〝起・承・転・結〟の演出と執筆法 |
印象・インパクトを最大限に引き出せるタイトルのつけ方(その1) |
印象・インパクトを最大限に引き出せるタイトルのつけ方(その2) |
印象・インパクトを最大限に引き出せるタイトルのつけ方(その3) |
作品を連日に分けて執筆する際のスケジュール管理について |
校正・推敲・脱稿までの流れ |
あとがき |
参考文献 |
目次 |