認識を行為と生成からとらえる進化論的認識論の展開。〈認識とは何か〉という問題は、哲学上でも昔から論じられてきた問題である。この論文は、〈動物はものをどのように認識しているのか〉という点に注目しながら、行為を中心に、発達や進化、道具や技術の問題を考え、認識論に新しい機軸を開こうとするものである。