豆屋の息子・弥太郎は、病床に伏している父のため、薬を買いに町まで出かけた。しかし道中、怪しげな男から魅惑の芳香を放つ豆のようなものを見せられ、薬代の百文でこれを買わないかと持ちかけられる。
なんとか誘惑を振り切った弥太郎だったが、今度は豆の精霊から助けを求められる。
人一倍強い下心が災いして、精霊の頼みを聞き入れてしまった弥太郎。
その夜、豆の精霊は恩返しをするべく、豆屋の家を訪ねたのだが……。
ひとことでまとめると、とんでもなく臭い女が恩返しにやってくる恐怖の物語です!
(原稿用紙約18枚)
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