森番の親子

森番の親子

販売価格:110円 (税込)
状態 執筆中
最終更新日 2017年09月25日
ページ数 PDF:39ページ
内容紹介

町の楽譜屋でジャンヌと出合い、ル・アーヴルの彼女のアパートに招かれた宏和は
彼女を両親に引き合わせるため、お返しにサント・アドレスの家に招待します。
国鉄ストで交通が混乱する中、彼女は歩いて宏和と両親が住む家にやってきます。

次の日曜、父親の和彦が運転する車でルーアンを訪れた4人は、カテドラルの前で
「陰のなかに色彩を見た」偉大な画家モネについてジャンヌのガイドを聴きながら
語り合います。その後4人はジャンヌの祖母が入院しているルーアン郊外の
ブシコー養老院を見舞います。

ジャンヌの両親が住む家はルーアンから少し下流の「ブロトンヌ自然公園」の中に
あります。ジャンヌの父親は「森林管理官」なのです。ジャンヌの両親と話をするうち、
ジャンヌの祖父が顔を出し、その昔ルーアンで父親が営んでいた古本屋に入って来た
目付きが鋭く軍人臭を漂わせたある日本人のことを話します。

ルーアンで火刑に処せられたジャンヌ・ダルクとその日本人にはある共通点がある、
とペペ(ジャンヌの祖父)は指摘します。それはなにか? 
その日本人はルーアンに1年半住んだ後、満州へ行きある重要な仕事をします。
それがジャンヌ・ダルクとの共通点だとペペは指摘したのでした。
和彦の父親も満洲で生まれたため、時空を超えた偶然の出会いに驚愕する和彦でした。

目次
ジャンヌの来訪
ルーアンのカテドラル
ブシコー養老院
森番の親子