さて、今回の「子供の遊び2」(第二部)というのは、昔の子供たちにとっては実に懐かしい遊びの数々であり、例えば、めんこ遊びを初めとして、ビー玉遊び、ベーゴマ遊び、独楽廻し、また、凧揚げ、竹馬遊び、石けり遊び、おはじき遊び、ゴムとび遊び、そして、かごめかごめ、竹がえし、Sけん遊び、駄菓子屋、さらに、おもちゃ遊びというように、いわば昔から日本で受け継がれて来たいろいろな「伝承遊び」であって、子供の頃には、学校の友だちや近所の子供たちともう夢中になって遊び合ったという経験や想い出を持つ人の数は、恐らく、実に膨大な数にのぼるのではないでしょうか。
もちろん、その「時代や地域」などによって、その「遊び方」(ルール)などには、実に様々な「違い」があるかと思うが、そういうことはあまり気にせずに、とにかく、それぞれの年代の人たちがそれぞれに子供であった頃を想い出しては、「……そう言えば、そういうこともあったなあ」と、日々の生活の忙しさにまみれて、すっかり忘れ果てていた、その当時の自分の「子供の心」などがふと甦(よみがえ)ってきて、自分でもびっくりしたり、非常に懐かしく感じられるというように、いろいろなことを想い出す一つの「切っ掛け」になってもらえれば、それで十分なことではないかと思う次第であります。
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