親父は初老の要介護者。介護がなくては「なにもできない」わけではないが、介護者がいてくれた方が何かと心強く、また余生にも張り合いが出る。それも、若い女性介護士がいい。

若い男と表面は変わっても同じ生殖本能を持つ親父は、ある日突然、何かに憑かれたように若さを欲した。

親父の介護を引き受けたのは、地元の女性介護士。

親父の豹変に恐らく読者は驚愕するが、この介護士は至って普通に親父と接する。

やがて二人の前に「謎の空間」が現れた・・・