状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2017年07月13日 |
ページ数 | PDF:87ページ |
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私は十年以上に渡って公立の学校でスクールカウンセラーとして働き、多くの不登校の生徒や保護者の方々と関わってきました。 そういった中で普通なら「不登校になった生徒はどうしたら学校に行けるようになるのだろう?」とか「不登校を予防する為にはどうしたらいいのだろう?」と考えるところですが、変わり者の私はそれよりも「不登校とは何だろう?」「不登校をどう考えたらいいのだろう?」と考えるようになりました。
一章では、何気なく不登校といってるけれどそもそも不登校とはなんだろうか、という不登校の定義を考えていきます。
二章では、不登校が急増した九十年代に焦点を当てて、不登校がなぜ増えたのかを追っていきます。サブタイトルにあるようにこの章がこの本の中心になっています。
三章では、それをふまえて不登校をどう受け止め社会や学校はどう変わるべきかについて書いていきます。
最後の四章、五章は、実践編です。不登校になったらどうしていくのがいいか、親御さん、本人に分けて書いています。今、不登校にいる方はこの第四章から読んで、なぜ私がそんなアドバイスをするのか前の章を読んでいってもいいでしょう。
はじめに |
はじめに |
1 不登校ってそもそも何? 不登校の定義論 |
不登校をウィキペディアで見てみると |
不登校とその他の欠席の違い |
改めて不登校の項目を見てみる |
年間三十日欠席で不登校? |
昔の不登校は年間三十日じゃなかった |
不登校の定義と増加の関係 |
当事者から見る不登校の定義 |
不登校の定義はどうあるべきか |
2 なぜ九十年代に不登校が激増したのか? 不登校の社会論 |
九十年以前と以後の学校の変化 |
九十年代に中学校に何が起きたのか? |
九十年代に社会に何が起きたのか? |
九十年代に急増したもう一つのもの |
私が将来不安を不登校の原因と考える理由 |
将来ちゃんとやっていけないかもしれない不安とは何か |
奨学金問題から見える進学プレッシャー |
就活地獄に見るバブル崩壊後の不安の正体 |
不登校急増とトランプ大統領誕生の意外な関係? |
九十年代に社会と学校に起きた変化を重ねてみると |
不登校の問題化と心化 |
なぜ自殺は減少したのに不登校の減少は鈍いのか |
3 不登校に対してどうあるべきか 社会と学校のこれから論 |
・社会はどう変わるべきか 不登校ゼロから不登校不安ゼロへ |
生きるベースと正規雇用を切り離す |
働かないと病院に行けない国を変える |
未来に必要な出費を賄う |
現金の支給について |
財源や労働意欲などの問題について |
不登校不安ゼロ社会で雇用はどうなる |
普遍主義こそが不登校対策 |
・学校はどう変わるべきか もう一つの不登校ゼロ |
成績のつけ方を変える |
究極の不登校のなくし方 出席の定義を改める |
スクールカウンセラー改革案 学校と○○を合体させる |
九十年代に私の社会改革案を実際にやった国があった! |
4 今不登校にあるみなさんへ 不登校の対策論 (親編) |
最初は無理にでも行かせた方がいい? |
不登校になってまず目指すものは |
生活リズムや勉強に手をつけるのは大変 |
何かをやってみよう |
学校との距離を保とう |
学校の先生と何をする? |
どこかとつながろう |
病院にはいかなきゃダメ? |
発達障害についてはどうする? |
親子で次の進路の見通しを話し合おう |
子どもとのコミュニケーションについて |
優良不登校生徒保護者とは |
不登校を考える上での注意点(サボりかどうかについて) |
成績はどうなる? |
進路の選択肢について |
家族の問題に向き合うべき? |
学校へ行かないは苦しい |
自分の時間を持ちましょう |
5 今不登校にあるみなさんへ 不登校の対策論 (子ども編) |
まず落ち着こう |
何かを変えていこう |
ゲームについて |
ネットやテレビについて |
さて、では何をしよう? |
体を鍛える? |
読書について |
勉強について |
外とのつながりについて |
改めて学校について |
進路について |
学校以外の通う場所について |
学校復帰について |
調子が悪い部分について |
6 結論 不登校はなぜ増えたのか |
結論 不登校はなぜ増えたのか |
後書き |
後書き |
参考文献・資料 |
参考文献・資料 |