易聖と呼ばれ、呑象と号した高島嘉右衛門氏(1832年~1914年、以後「氏」と称します)が易学の基本として著し、現在でも占筮家必携の書となっている「増補 高島易断(全17冊)」。その第9冊と第10冊を現代表記に編集したのが本書です(11冊目以降も順次発行致します)。
と言いましても、易聖の著されたものですので、知識・経験共に未熟な現代の私達が勝手な解釈をすることは誠に恐れ多いことです。そこで概ね下記のような方針で編集致しました。
・固有名詞以外のカタカナは平仮名に。
・常用されている旧漢字はできるだけ新漢字に。
但し、振られているルビの読みは原文のままとします。
本文の内容から旧漢字の表記をしている場合もあります。
・彖辞等の漢文については「氏」の読み下しを「正」とします。
・「せざるをするべからず」といった二重否定のフレーズは「するべし」のように肯定に編集しました。
「氏」が活躍された明治時代と現代では時代背景だけでなく、表現方法、言い回しも違う部分が多々ありますが、そのまま現代表記としています。
本書が易の基本と心髄を学ぶ切っ掛けとなり、「氏」の易に対する想いもご理解頂ければ幸いです。
尚、易学は競馬・競輪等のギャンブルや宝くじのような事象には適しませんことをご承知おき下さい。
奥付 |
奥付 |
はじめに |
はじめに |
目次 |
目 次 |
31.䷞沢山咸(咸) |
31.䷞沢山咸(咸) |
31-(2)占(咸) |
31-(3)爻辞(咸) |
32.䷟雷風恒(恒) |
32.䷟雷風恒(恒) |
32-(2)占(恒) |
32-(3)爻辞(恒) |
33.䷠天山遯(遯) |
33.䷠天山遯(遯) |
33-(2)占(遯) |
33-(3)爻辞(遯) |
34.䷡雷天大壮(大壮) |
34.䷡雷天大壮(大壮) |
34-(2)占(大壮) |
34-(3)爻辞(大壮) |
35.䷢火地晋(晋) |
35.䷢火地晋(晋) |
35-(2)占(晋) |
35-(3)爻辞(晋) |
36.䷣地火明夷(明夷) |
36.䷣地火明夷(明夷) |
36-(2)占(明夷) |
36-(3)爻辞(明夷) |
37.䷤風火家人(家人) |
37.䷤風火家人(家人) |
37-(2)占(家人) |
37-(3)爻辞(家人) |
38.䷥火沢暌(睽) |
38.䷥火沢暌(睽) |
38-(2)占(睽) |
38-(3)爻辞(睽) |
38-(4)道徳の本原 |
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