薬屋の倅・葉次は、父の遣いで訪れた町で、いつものように女をひっかけようとしていた。そこへ、「何も聞かずに一晩匿ってほしい」という女が声をかけてくる。 訝しむ葉次だったが、下心に負けてあっさり女を受け入れてしまう。 近くに宿を取った二人は、布団の上で肌を合わせることに。そこで葉次は、女の背の一部がなにやら硬くざらついたもので覆われていることに気がついて……。 (原稿用紙約15枚)
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