状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2017年03月13日 |
ページ数 | PDF:4ページ |
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昭和三十年代をふりかえる話をこれまでずっとやってきたが、今回は大阪の庶民の味にスポットライトをあててみたい。大阪は食い倒れの町にして商人の町でもある。それは太閤・秀吉が各地の物産を大阪(そのころは大坂といった)に集散させたからで、大阪商人が育つ土壌ともなった。と同時に各地の「うまいもん」に大阪人が開眼するきっかけをつくった。東京のサムライ精神にはなかった「キツネうどん」の、まさに大阪ならではの甘やかな発明、そして「だし文化」がいかに満腹感覚、すなわちお腹いっぱいの「しあわせ」につながっているのかを書いてみたい。