私には、この冷たい手を温めてくれる人はいない。 私はこの、凍えるように冷たい手を 自分一人で温めなければならない。 って、いやいやいや! あんた誰やねん! なんで律儀に猫がチャイム押してん! (注:主人公は関西人ではありません) 扉を開けるとそこには一匹の猫。 この猫のせいで、私の日常は大きく変わり始める。