貨幣経済崩壊後の家族旅行、公共交通機関や旅行会社の存在しない、近未来の世界旅行は、家族にとって自らの生きる道を切り開く旅となった。 個人が国や組織を頼らない社会であっても、旅が人々との絆を深めるプロセスであることに、違いはなかった。