御古都(みこと)の瑞々しくも切ない再生の物語。雪散る仙台を背景に淡々と綴られる。
八木山動物公園駅の改札を憂鬱な顔で通り抜けるひとりの女子高生がいた。名前は修明御古都。
真新しい駅舎も、美しい街並みも、櫻で埋め尽くされた学校も、御古都にはモノクロのフィルターがかかったように灰色にしか見えない。
吹奏楽部でクラリネットを担当する、明るく軽やかな亜里沙。親戚の神社を手伝う、引っ込み思案で大人しい優子。
そんな二人に囲まれる日常の中で、御古都の世界は少しずつ色を取り戻していく…
Chapter1 憂鬱な日々(曇) |
chapter 1 憂鬱な日々(曇) |
Chapter 2 父と暮らせば(曇時々雪) |
Chapter 2 父と暮らせば(曇時々雪) |
Chapter 3 弓道少女( みぞれ時々止む) |
chapter 3 弓道少女(みぞれ時々止む) |
Chapter4 神社と巫女と(雪) |
Chapter 4 神社と巫女と(雪) |
Chapter5 大切な友達(吹雪) |
Chapter 5 大切な友達(吹雪) |
Chapter 6 袴と弓と冷たい床と(小春日和) |
Chapter 6 袴と弓と冷たい床と(小春日和) |
Chapter 7 桜吹雪(花曇り) |
Chapter 7 桜吹雪(花曇り) |
奥付 |
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