さて、今回は、『プラトンの世界』であるが、最初の「無知の自覚と自然の問題」では、若いソクラテスは、一体、なぜ「自然」から「人間探究」へと向かったのか? その「推移」についての考察と、ソクラテスの「無知の自覚」というものが、どれほど徹底していたかという考察であり、また、「イデア論」への「六段階」では、プラトンは、なぜ、「イデア論」というものを必要とし、それを華々しく展開しなければならなかったかの考察であり、そして、「無知の自覚」と「イデア論」との関係では、ソクラテスが愛求した「真知」と、プラトンの「イデア界」の「イデア」とは、やがて一体化し、一つに深く重なり合うという考察であり、興味や関心がありましたら、ぜひとも訪ねて見てください。
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