ひつじの歌をきいたことがありますか。ひつじと暮らしていた、それはわたしの一等の拠り所でした。記憶に潜む「存在」は、永遠に続く現(うつつ)になることを知りました。夢から現を、現から夢を、繰り返すわたしの夜は、井戸のように深く……
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