さて、今回の「宮沢賢治の世界」(完全版)というのは、『注文の多い料理店』と「風の又三郎』それに『銀河鉄道の夜』とを合わせたものであり、まず、最初の『注文の多い料理店』では、二人の若い紳士と一人の鉄砲打ち、それに二匹の猟犬とが奥深い山道で道に迷ってしまい、そこで不思議な経験をするという内容であり、また、『風の又三郎』では、一つは、風の子『風野又三郎』、一つは、人間の子『風の又三郎』、一つは、『種山(たねやま)ヶ原(はら)」、そして、もう一つは、『さいかち淵(ふち)」という、いわば「四つの作品」についての考察になっているとともに、作者は、なぜ<風の子『風野又三郎』から人間の子『風の又三郎」』>へと書き換えたのか? その最大の「謎解き」になっています。そして、最後の『銀河鉄道の夜』という作品も、実に様々な「謎を秘めた」作品であり、それゆえ、容易には理解しにくい「内容」になっているかと思うが、今回は、それらの様々な「謎解き」の旅になっておりますので、興味や関心がありましたら、ぜひとも訪ねて見てください。(令和元年6月1日現在、更新して最新版)
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