古池や、なぜ、孤独を愛するのか、西行について

古池や、なぜ、孤独を愛するのか、西行について

状態 完成
最終更新日 2018年04月12日
ページ数 PDF:24ページ
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内容紹介

 さて、松尾芭蕉の有名な「古池や蛙飛び込む水の音」という俳句の、一体、どこがどのように優れているのかと言えば、それは、まさに「決定的瞬間」を見事にとらえているということであり、また、「なぜ、孤独を愛するのか」と言えば、それは、「孤独」には「二種類」があり、一つは、人間(或いは俗世間)との関わりのなかで、いろいろ煩わしいことやいやなことなどがあった時に、一時的にのがれたいという欲求と、もう一つは、誰にも邪魔されない「自分だけの時間」を持ちたいという欲求からである。そして、前者は、どちらかと言えば、消極的な「孤独」であるのに対して、後者は、どちらかと言えば、むしろ目的を持った積極的な「孤独」になるということである。そして、最後は、「西行」かどうかの真偽は、ともかくも、有名な「虚空の如くなる心」というものがあり、その「虚空の如くなる心」とは、一体、どういうものなのか? それらに関しての考察であり、興味や関心がありましたら、ぜひとも訪ねて見てください。

目次
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