雨の日にホットミルクを飲んでいたあきが、かめと一緒にしばいむらまでお出かけするお話です。
あきちゃんは、おおあめの日はいつもおうちでホットミルクをのみます |
きょうは、ミルクのなかからひょっこりおきゃくさんがきました |
みどりのかめは「おでかけしないかい?」とさそいます |
かめにつれられミルクの中へ… |
ミルクのむこうはおおきないけで、ほとりのさきにはむらがあります |
むらのいりぐちで2ひきのきつねがおでむかえです |
「ようこそしばいむらへ。もうすぐ、おしばいがはじまるよ」 |
かいじょうはおきゃくさんでいっぱいです |
あおいほのおがいっせいにうかびあがって、さあ、かいえんです |
あっ、おしばいのなかに、わたしがいる! |
しばいのなかのあきは、おとなになっておかあさんになって |
ゆめをかなえたりかなえなかったりしながら、おばあさんになりました |
まくがおりるときつねが「あき、おしばいのつづきをみる?」 |
あきは、そのさきがてんでわからず、あたまがぐるぐるしました |
「しばいは、たのしめたのならそれでいいのさ」かめはいいました |
「かえるかい?」「うん!」 |
いけにもどるとかめはおおきくなり、ミルクの中をもぐっていきます |
「それじゃあ、また。」 |
ミルクにはこのはが1まい。つぎのしばいのしょうたいじょうです。 |
おしまい |
奥付 |