1998年、宇宙の加速膨張の発見によって暗黒エネルギーの存在が検証された。暗黒エネルギーは宇宙物理学をはじめ、理論物理学のあらゆる分野にわたる最大の謎とされ、各国に巨大な研究施設が建設されて、その謎の解決は主要な研究課題となっている。
それは、宇宙の真空空間を満し、互いに反発力を作用させている希薄なエネルギーであると推測されているが、その正体はまったく不明である。宇宙空間は暗黒エネルギー(73%)、暗黒物質(23%)、物質(4%)で構成されていると観測されている。候補とされた種々の素粒子は全て否定され、最先端の超弦理論も含めて、既存の物理理論では解明への見通しすら得られていない。
筆者は1980年に、暗黒エネルギー(エネルギー大気)の存在を予言し、素粒子脈動原理の仮説と命名して、暗黒エネルギーの物理によって理論物理学における数々の謎に挑戦してきた。その結果は驚くべきものであり、万物の幾何学と言えるほど深淵で計り知れない可能性を秘めた仮説として、枚挙にいとまがないほどの数々の謎を解明している。本書の主題である万物の幾何学、万物の方程式への挑戦においても、発想を先導し、示唆を与え、画期的な仮説に導いた。
はじめに |
目次 |
第1章 理論物理学の現状と課題 |
[1] 現代物理学における大きな課題 |
[2] 素粒子脈動原理と暗黒エネルギー脈動原理 |
[3] アインシュタインが探し続けた4次元空間 |
[4] 万物の幾何学 |
[5] 万物の方程式・量子重力理論 |
第2章 素粒子脈動原理 |
[1] 仮説「素粒子脈動原理」の基礎概念。 |
[2] 素粒子脈動原理に関する既存の事実、概念 |
[3] 素粒子脈動原理の仮説を着想した根拠とその経緯 |
[4] 素粒子脈動原理誕生への第一歩 |
[5] 素粒子脈動原理の幾何学的モデルを構築 |
[6] 素粒子脈動原理の概容 |
[7] 素粒子脈動原理の仮説。(1980年発表の原文) |
[8] 素粒子が超高速で脈動しているエネルギーの塊 であると仮定する根拠。 |
[9] 素粒子脈動原理の適用、諸概念発想 |
[10] 素粒子脈動原理の行程別特性表 |
[11] 量子力学の不確定性原理の図 |
[12] 素粒子脈動原理による諸概念の幾何学的解説 |
[13] 素粒子脈動原理が解く理論物理学の諸概念(1~33) |
第3章 暗黒エネルギー脈動原理 |
[1] 宇宙の加速膨張の発見により1998年に検証された暗黒エネルギー |
[2] 素粒子脈動原理の仮説と暗黒エネルギー脈動原理 |
[3] 暗黒エネルギーに関する情報 |
[4] 素粒子脈動原理が暗黒エネルギーの候補を提供する。 |
[5] 4次元空間に実在する暗黒エネルギー |
[6] 素粒子質量の発生機構 |
[7] 暗黒エネルギーの脈動は超対称性を現す。 |
[8] 暗黒エネルギーと真空空間のエネルギー |
[9] 暗黒エネルギーとヒッグス場。 |
[10] 素粒子脈動原理における素粒子質量の形成。 |
第4章 4次元空間の発見 |
[1] 四次元空間の有力候補を提示。 |
[2]素粒子脈動原理が4次元空間を発見。 |
[3] アインシュタインが探し続けた4次元空間を発見。 |
第5章 暗黒物質の発見 |
[1] 素粒子脈動原理の仮説と暗黒物質 |
[2]暗黒物質・暗黒エネルギーの候補 |
[3] 暗黒物質の完璧な候補 |
第6章 二重スリット実験の謎を解く |
[1] 粒子と波の二重性。 |
[2]二重スリット実験の謎を解く |
[3] 二重スリット実験が重力波検出実験になるかも? |
[4]現代版エーテル実証実験。 |
[6] 二重スリット実験の物質波解釈 |
[6] 電子書籍の表紙 |
[6] 電子書籍の表紙 |
第7章 超弦理論の第3次革命 |
[1] 最先端理論 「超弦理論」 |
[2]究極理論の最有力候補・超弦理論 |
[3]アインシュタインが探し続けた4次元空間 |
[4] 素粒子脈動原理は超弦理論の新幾何学モデル |
[5] 素粒子脈動原理が導く物理学への予言 |
[6] 暗黒エネルギーの脈動波形が超ひも |
第8章 量子力学を実在にもどす |
1)確率解釈 |
2) 確率解釈の原点、二重スリット実験 |
3) 確率解釈への疑義 |
[4]量子力学を実在にもどす。行程別特性表。 |
第9章 重力と電磁気力の統一 |
[1]現代物理学の最終目標、超大統一理論への仮説 |
[2] 1980年日本物理学会 |
[3] cinii 国立情報学研究所に保管されている |
[4] ネット上の百科辞典 Wikipediaに掲載された記事 |
[5] 核力・重力・電磁気力統一の図説 |
[6] 素粒子脈動原理による核力・重力・電磁気力の統一 |
[7] 脈動原理モデルによる原子核の構造。 |
[8] 光子と重力量子は同じ光子の表と裏 |
第10章 脈動ビックバン宇宙モデル |
[1] 現在の宇宙モデル。 |
[2] インフレーション宇宙モデルを否定する。 |
[3] 宇宙の大規模構造。 |
[4] 宇宙大規模構造はさざ波に似ている。 |
[5] 光速を超えず、宇宙サイズから始まる宇宙誕生モデル。 |
[6] 暗黒エネルギー脈動原理による脈動宇宙モデル。 |
[7] 電子書籍の表紙に図示した小宇宙群モデル |
[8] ボイドに銀河が存在しない大規模構造の謎を解く。 |
[9]大規模構造のボイド(泡)各々が脈動する小宇宙 |
[10] 宇宙マイクロ波背景放射の謎の解明 |
第11章 万物の幾何学 |
[1] 万物の幾何学 |
[2] 宇宙大規模構造と真空空間の極微構造とが同じ。 |
[3] 万物の幾何学図 |
[4] 万物の幾何学・表紙 |
第12章 万物の方程式・(量子重力方程式) |
[1] 量子重力方程式(万物の方程式) |
[2] 量子重力方程式の宇宙定数をゼロにした根拠 |
[3] 量子重力方程式への挑戦 |
[4] 量子重力方程式への挑戦、その2 |
[5] 万物の方程式への挑戦(3) |
[6] 重力方程式を素粒子に適用する。 |
[7] 万有引力定数がゼロの時万物が真空になる。 |
[8] 万物の方程式図 |
[9] 量子重力方程式の表紙 |
第13章 数学史上最大の難問「リーマン予想の証明」に挑戦 |
[1] 数学史上最大の難問「リーマン予想の証明」 |
[2] 暗黒エネルギーと素数の関係 |
[3] 世紀の難問リーマン予想に挑戦。 |
[4] 第一級数学者の予測と脈動原理解釈との一致 |
[5] 素粒子脈動原理を使ってリーマン予想の扉を開く |
[6] リーマン予想の新解釈。ゼロ点は全て一直線との交点 |
[7] 素数・物理融合図が真理であると予感させるもの。 |
第14章 暗黒エネルギーの物理・その他 |
[1]超対称性粒子・超対称性機構 |
[2] 素粒子脈動原理による高温超伝導材への挑戦。 |
おわりに |
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出典・参考資料 |
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著者紹介 |
筆者略歴 |
奥付 |
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