息子の小学校卒業記念に贈った本です。そのためか、少し押し付けがましい内容になってしまいました。しかし、少年少女だけでなく、自然を体験したいという大人にも読んでもらいたい本です。
日光山中の森を歩いたときに体験したことなどをまとめています。日光に棲息するシカを中心に森の中での動物と自然との心ときめく出逢いを綴りました。自然と野生に対峙するとき、あらゆる感覚を意識してほしい思い、各章は、「見る」、「聴く」、「触れる」、「嗅ぐ」、「味わう」と感覚の種類に分けてまとめました。また、私たち人間にはない感覚との出逢いについては「超感覚」で、「想像する」ではイマジネーションをたくましくすることで妖精の話を付け加えました。森について語り尽くせるはずはありません。この本は森へのプロローグです。
プロローグ |
はじめに |
目 次 |
1. 見る |
Vision |
森はかくし絵 |
雨のあとに |
森の小人達 |
大群に出逢う |
2. 聴く |
Hearing |
野性の響き |
リス -森の凪- |
3. 触れる |
Somatosensing |
冬のねぐら |
シカの角を拾う |
4. 嗅ぐ |
Olfaction |
森の匂い |
獣の匂い |
5. 味わう |
Taste |
山の愉しみ |
6. われらの感覚を超えて |
Out of our sense |
黄昏のあとに |
ヨタカに遭う |
7. 想像する |
Imagination |
妖精 |
妖精の輪 |
再び妖精 |
8. 試す |
Try |
鹿笛 |
クマの足跡 |
奥付 |
奥付 |