エムズ日記 2015年10月24日 習近平国家主席の英国訪問

エムズ日記 2015年10月24日 習近平国家主席の英国訪問

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最終更新日 2015年10月24日
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内容紹介

少なくない日本人は中国に対して、対立心や対抗心と共に、嫉妬心や敗北感に近い感情を抱いているように見えます。そして、そのような感情を表に出さないようにしていると感じます。意識している人もいれば、無意識的な時もあると思いますが、『負け惜しみ』のようになってしまい、それは即ち負けを認めたことになり、それが悔しいから表に出さない人がいるように見えます。
『中国が世界経済を引っ張っていることは確かであり、それを認めることも紳士的であり、先進国の国民たる態度だ』という意識があると思います。そのような意識が湧くこと、それ自体『悔しさの表れの一つ』だと思います。
ただその意識は欧州人の方が強いと思います。『自分たちは先進国の国民である。文明人であり、文化的な人間である』という意識が根付いていると感じます。
 そのためかつて日本経済が世界を席巻した時も、『負け惜しみ』だと受け取れかねない言動は控えられていた感があります。
近年の中国に対しても、そのような接し方が感じられていました。
それが数日前、中国の習近平国家主席が英国を訪れたときは、随分と違った印象を受けました。『英国は金のためにプライドを売った』という印象を受けた人が、世界的に少なくなかったようです。
 当事国である英国内では、そのような意見が目立っているようですが、次に多いのは日本かもしれません。中国に対する対抗心があるため、西洋の国が媚びているように見えると、中国に対する敗北感や嫉妬心に近い感情が刺激されることがあるように見えます。 
ただ日本は中国と何かと対立し、お互いに批判し合いながらも、経済面では相互依存的であると思います。
『対立している問題もあるけれど、それはそれ。経済は経済。お互いの利益になるようにしましょう』
 日本と中国の間には、そういう空気があると思います。英国もそのような関係を作りたいのだろうと思います。

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習近平国家主席の英国訪問