状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2015年09月20日 |
ページ数 | PDF:4ページ |
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戦後すぐ、わたしは青森で農業に従事したいた。農家だから食べものに事欠くことはなかった。東京は田舎とは違い、日々食べるもののない地獄であった。しかし復興の槌音が高らかに響き、日本は東京を中心に再生しようとしていた。わたしは矢も盾もたまらず、青森を出奔した。日本の奇跡的な復興にわたしもまた、参画したかったのである。だが、わたしのした選択とは……。これは青春の「あやまち」であったのだろうか? わたしの苦い思い出をここに記録しておきます。