バブルが崩壊した頃、主人公が夏の旅行の行き先を雑誌で探していると、〝東洋一綺麗な海 座間味島〟という小さな記事を見つけた。会社の同僚と座間味島へ向かったが、間違って隣の阿嘉島で降りてしまった。しかし間違えた事に気付かずにその島で１日を過ごすのだが、その島には今までに見た事のない海の世界があり、まるで天然の水族館だった。そしてそれは鮮烈に記憶に残った。
１０年の時が過ぎ、あの水族館をもう一度見ようと今度は前の職場の後輩と阿嘉島を訪れるのだが、変わり果ててしまった姿に落胆してしまう。