内容紹介
美紗子は、予想通りのことが起きているのをネット上で発見した。「フクシマ・フィフティ」に関するメールは多くの人々のところに辿り着き、回りに回って当然スピリチュアル系の元にも届いていたのである。確かツイッターだったと思うが、このメッセージを載せ、すっかり自分に酔いしれ守護者になりきっているスピリチュアル系の狂人がいた。偶然見かけただけだが、恐らくひとりやふたりという数ではなかったはずだ。
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| 第七十六話 英雄の足を引っ張る人々 |