泉鏡花 現代語訳集13 化銀杏(ばけいちょう)

泉鏡花 現代語訳集13 化銀杏(ばけいちょう)

販売価格:220円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2016年04月07日
ページ数 PDF:37ページ
内容紹介

【あらすじ】

北陸に旅行して、何かのついでに金沢をお通りになる時、もしあなたが珍しいものを好む心をお持ちならば、「化銀杏の旅館」にお泊まりになるといい。

寝床に入って、夜半の鐘声が森と聞こえ、凄まじい風がざッと吹いて身に沁みる時、長い廊下の最端に、ひたひたと足音が起こり、夜の寂寞を破って近づき来たり、障子の外に黒い影がさッと映って、諸君の寝息を窺うことだろう。

その時、静かにしていなされば、影はすッと障子を開けて、後ろ向きに銀杏返しの髪を見せたまま、諸君の枕辺に近づくはずだ。

諸君が真っ白な細い顔立ちを一目見て、思わずぞッとなさると同時に、影は行燈の火を吹っ消して、闇の中を走り去る…

本作はこの幽霊の謂われを物語る。

目次
十一
十二
十三
十四
十五
あとがき
奥付
奥付