真実


著: 西@虎

真実

著: 西@虎
状態 完成
最終更新日 2014年05月09日
ページ数 PDF:73ページ
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内容紹介

特別なことがなければ、立ち入ることが許されない、警察署の留置施設(留置場)。
施設を管理する、尾山利久(57歳)は、刑事歴33年の警察官で、本部捜査一課特捜班長の時、捜査本部事件の捜査指揮を巡って上司と意見が対立。我を押し通したため、報復人事で左遷され、捜査権を持たない留置管理部門で、留置管理課長として勤務している。
尾山が管理する留置場へ、15年前に傷害事件の被疑者として、尾山が取り調べをした、宮脇秀次37歳が、1人暮らし産婦人科院長殺人事件の被疑者として入場して来た。
夜間の入場のため、尾山は、入場の立ち合いをしなかったが、深夜、当直からの電話で、宮脇が房内で自殺を図ったことを知り、署へ駆けつけ、場内で宮脇の事情聴取をすることになる。
尾山は、宮脇の話を聞きながら、元刑事としての勘取りをした結果、犯人でない可能性があると確信し、根っからの刑事魂に火が付くことになる。
警察官でありながら、犯罪捜査に口出しの出来ない部署にいる尾山は、捜査本部の捜査情報を、元部下で尾山を師匠として慕ってくれている、特捜班の川部部長刑事を介して入手し、独自の考えで、事件の筋読みをし、真実に迫って行く……
その過程で、捜査本部の組織捜査に、初歩的捜査ミスがあることを暴き、担当検事との直接交渉によって、宮脇の無実を証明する。
結果的に、捜査を振り出しに戻し、捜査本部の鼻を明かすことになる。
本書は、筆者の体現を基に、プロットを立てた、フィクションであるが、全国的に未解決殺人事件が増加している中で、犯罪捜査の在り方についても問いかけた…… 元刑事の書である。

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奥付
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