状態 | 完成 |
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最終更新日 | 2013年06月17日 |
ページ数 | PDF:7ページ |
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彼はまだ、小学二年生だった。
家に帰ると、彼はいつもトイレにこもった。
そこで、ズボンを下ろし用を足しながら泣いた。
いつものことだった。
誰かが、そこでノックをした。彼は、気づかないふりをしたが、ノックはだんだん大きくなっていった。
怖くなって…、怖くなって彼は扉を開けた。
そこには長い真っ白な通路が、合せ鏡よりも遠く続いていた。
真っ白だった。