紫陽花‐泉鏡花 現代語訳集別冊18

紫陽花‐泉鏡花 現代語訳集別冊18

販売価格:44円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2016年04月08日
ページ数 PDF:8ページ
内容紹介

【あらすじ】

色の青い、光沢のある蛇が数多く棲んでいる―と、里人の近よらない野社。

水無月六月の中旬、二十日あまり陽の照り続いた、ある午後の暑い盛りのこと、十歳くらいの氷売りの少年が裸足で歩いて来て、そこで大きく息をついて立ち止まった。

すると間もなく、今度は社の裏の木陰から、女が二人。

ひどい暑さに女が氷を求めたのに応じて、少年は鋸で切って差し出したが、それは真っ黒く汚れていた。

何度か切り直しているうちに、氷の残りは一握りになってしまう。

すると少年は、いきなり片手にそれを掴み、もう一方の手で女の手を強く握って引き立てたのだった。

目次
奥付
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