竜潭譚(龍潭譚・りゅうたんだん)‐泉鏡花 現代語訳集別冊15

竜潭譚(龍潭譚・りゅうたんだん)‐泉鏡花 現代語訳集別冊15

販売価格:88円 (税込)
状態 完成
最終更新日 2019年11月04日 3年以内
ページ数 PDF:24ページ
内容紹介

【あらすじ】

紅色の雪が一面に降り積もったような躑躅の丘に上り、きらきらとした羽虫を追いかけて道を見失った私が、遠くに聞こえた「もういいよ」という声の方へ進むと、よく知っているお堂の裏へ出た。

そこで出会ったうつくしい人に、小さな稲荷の前へ導かれると間もなく、何ものかが坂の下から上って来る気配がしたため、私は社の中に逃げ込んだ。

しばらくして、姉が自分を探しに来てくれたが、その後を追いかけてひたすら走っているうち、恐ろしい森に四方を囲まれた水際、生い茂る蘆の中に倒れて気を失ってしまう。

やがて、目の縁に清々しさを感じ、さわやかな薫りが強く鼻を打って気がつくと、私の身体は柔らかい蒲団の上に横たわっていた。

そして外では、あのうつくしい人が、一糸まとわぬ姿で、筧から水を落とした盥に浸っていたのである。

目次
奥付
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