20歳代の「ぼく」は、仕事の空き時間を喫茶店でつぶしていたところ、火事に見舞われて非常口から逃げ出した、はずが……。ドアを開けた先は、「中国」だった？　謎のワープ状態「イグジット現象」に巻き込まれた青年・稲妻と、従順に冷たいスマートフォンの画面の向こうの人工無能・ペロちゃんが繰り広げる、ＳＦ（すこしふしぎなほう）中編小説、の、前編。
（2011年8月公開、原稿用紙換算116枚）
※作者ウェブサイト（http://tamagome.jp/)にて縦書きPDFファイルを公開しています。